家計管理を望み続けた日々

家計管理を始めて、ようやく1年以上が経ちました。
固定費を抜き出した表をつくりながら過去を振り返ると、私には忘れられない18年間があります。

それは「家計を自分で管理できなかった日々」です。

専業主婦だった私は、月1万円のお小遣いをもらい、必要なものはその都度「お願い」して買ってもらう生活でした。
家計を見せてほしいと頼んでも「大丈夫だから」と言われるだけ。教育資金があるのかもわからず、不安だけが募っていきました。

信頼関係は少しずつ崩れ、夫婦で責め合うように。
「お金って怖い」と思ったのは、この頃です。

ある日、クレジットカード会社から突然の電話がありました。
調べてみると、私の知らない間に90万円近くキャッシングがされていたのです。

何度も繰り返されていた事実に、怒りと同時に深い絶望を感じました。
「私が知らないうちに、こんなに…」
その日、親の前で涙が止まらず、今でも鮮明に覚えています。

苦しい中で支えてくれたのは、法テラスや友人、そしてリベでの学びでした。
「お金の知識は命を守る」ことを、身をもって知りました。

リベシティの弁護士チャットで相談できたこと、学長の動画に繰り返し救われたこと。
「現状を直視し、子どもを守る決断をする」
その一歩を踏み出せたのは、学びと支えがあったからです。

離婚して家を出たとき、子どもがこう言いました。
「毎日ケンカしてたから嫌だった。なくなって嬉しい。」
その言葉に涙があふれました。

お金に縛られ、信頼もなく、命まで削られるような日々でした。
でも、そこから抜け出せて、今は少しずつ元気を取り戻しています。

もし今、家計が見えずに苦しんでいる方がいたら伝えたいです。
どうか一人で抱え込まないでください。
相談できる窓口も、学べる場所もあります。
知識を持つことで、自分や家族を守る選択ができるようになります。

私は18年間の経験を通して、心からそう思います。
お金の学びは、暮らしも、そして命も守ります。

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