
進路に悩んでいたころのことです。
友人に誘われて、ある占いの方にお会いしました。
そこで、はじめての体験をしました。
背中がすうっと寒くなって。首のあたりから、何かが入ってくるような感覚がしたんです。
怖いというより、不思議な感じでした。
その魂は、バイクで交通事故を起こした若い男の子でした。
わたしは心の中でその子を「けんじくん」と呼んでいます。
けんじくんはお母さんに伝えたいメッセージを持っていました。言葉にできないまま、ずっと抱えていたものがあったんです。
普通は魂を送り出してあげるそうなのですが、けんじくんはわたしのことを気に入ってくれたみたいで。
一緒に帰ってきました。
しばらく、けんじくんの気持ちが感じられました。
自分以外の感情が、体の中にある感覚。不思議だけど、温かくて、寂しくて。
そしていつの間にか、いなくなっていました。
この体験が、わたしにとっての始まりでした。
世の中には、苦しいまま行き場をなくしている魂がいること。その無念さをほぐしてあげることで、魂が安らかな場所へ向かえること。そしてその魂と一緒にいた人の体の痛みや苦しさも、軽くなることがあること。
これはわたしが体験を重ねながら、少しずつ学んできたことです。
苦しいのは、あなただけじゃないかもしれない。
見えないところで、誰かの重さを一緒に背負っているのかもしれない。
そしてそれは、ほぐすことができる。
そう信じています。




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